小浜線PRプロジェクトについて

はじめに

2022年12月に小浜線は全区間開業100周年を迎えます。車社会となっている現在、小浜線には過去のように定期快速列車や急行列車は走っていません。しかしながら、多くの人が通勤・通学に利用しています。小浜線は、なくてはならない路線です。
そんな中、2023年春の北陸新幹線敦賀延伸に向け、着々と工事が進められています。北陸新幹線金沢開業時には、北陸線や信越線の一部区間がJRから分離され、第三セクター会社へ引き継がれました。その影響で、運行列車数の減少や運賃の値上げ等が発生しました。新幹線の開業は、新たな交通路の完成によって、利便性が向上する一方、そのようなデメリットもあるのです。
北陸新幹線は、敦賀延伸以降、小浜・京都を通り、大阪まで延伸されます。小浜線においても、第三セクター会社への経営移管の可能性は十分ありえます。そうなれば、小浜線における利便性は悪くなることでしょう。そうならないためには、今まで以上に小浜線の利用客が増えなければなりません。

2019年、JR西日本に対し、「北陸新幹線延伸によって小浜線が第三セクター会社へ経営移管される可能性はありますか?」という質問をしました。その回答は、「未定」でした。小浜線の将来がどうなるのかは、今後の利用客数次第と言っても過言ではありません。
通勤・通学以外の利用者として挙げられるのは観光客です。小浜線や沿線の良さを多くの人に知ってもらい、さらなる利用者増進を図るために、このプロジェクトを2019年3月から始めました。

★当サイトでは、並行在来線について詳しく解説しております。解説ページはこちら

★2020年6月10日の中日新聞と日刊県民福井に、当団体の活動が掲載されました。くわしくはこちら

利用者増進に向け取り組んでいること

小浜線を通して、沿線の良さを多くの人に伝えるため、様々な企画・活動をしています。

①小浜線に関する製作

​ ポスターや広告等の製作を通し、小浜線の良さをPRしています。​また、小浜線について知ってもらうため、さまざまな

 資料も製作しています。

②イベントの開催

 様々なイベントにおいて、小浜線に関する資料の展示や、PR活動を行っています。

③インターネット上における情報発信

​ SNS等を利用した小浜線に関する情報発信を行っています。

今後の活動予定

このプロジェクトは、2023年3月までの間で行われます。プロジェクト実行期間中に、次の活動を行いたいと考えております。

・小浜線運転シミュレーターの一般展示 (2020年)

・小浜線ジオラマの制作・展示 (2020年)

・旅行会社と協力してツアーを企画 (2021年)

・京都鉄道博物館で公開展示 (2021年)

・講演会の実施 (2022年)

・全区間開業100周年を記念し、小浜線にSLを臨時で運行 (2022年)

この中には、実行できる可能性が低いものもあります。これらを成功させるため、今後地道に活動を続けていき、多くの方にご理解をいただいたうえで初めて取り組めるものや、様々な方の協力をいただいたうえで取り組めるものがあります。

​これらの計画を実行できるよう、この活動へのご理解とご協力をお願い申し上げます。

実行委員長からのご挨拶

当団体ホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。私は、舞鶴工業高等専門学校に在学中の学生です。

私は舞鶴市内に在学していますが、出身は他府県のため、高専に入学するまで、小浜線と馴染みがありませんでした。

私が初めて小浜線に乗車したのは、小学生の時です。車窓から見える青い海を見た時の景色は今も忘れられません。

そんな中、2015年3月に北陸新幹線(長野~金沢)が開業しました。その影響で平行する在来線が第3セクター会社へ経営移管され、特急列車の廃止や運賃の値上げ等が発生しました。また、その沿線への観光客も減り、賑わいも薄れた所があります。寝台特急トワイライトエクスプレス号の廃止で大阪駅が大変込み合った事を知る方も多いのではないでしょうか?

新幹線の開業によってこのような事象が発生したのは、この時だけではありません。長野新幹線開業時には、信越線の横川駅~軽井沢駅間が廃線になりました。地元に住む方の「東京は近くなったが、隣町は遠くなった。」という言葉も有名です。

新幹線開業は、主要都市間の移動の観点から見ると大変便利です。しかし、都市間の小さな市町村レベルでは、逆に不便になることもあるのです。

北陸新幹線の敦賀延伸により、平行する北陸線が第3セクター会社へ経営移管されることは既に決まっています。現段階で運賃の値上げ等が発生すると断言はできませんが、可能性は高いのではないでしょうか?

この調子で進めば、北陸新幹線大阪延伸時には、小浜線も危ういかもしれません。そうならないために、少しでも多くの人に嶺南地域の良さを伝え、小浜線に乗車していただく必要があります。利用者が増えれば、第三セクター化の可能性も低くなります。

​新幹線開業によって失われたものを見てきたからこそ、このプロジェクトには力を入れたいと考えております。是非、このプロジェクトへのご理解とご協力をお願いいたします。